大分県立南石垣支援学校の荒金先生から嬉しいお便りが届きました。
9月に博物館ホームページに「温泉をテーマ」とした授業を考えており、アドバイスをもらえないかとのお問い合わせがあり、由佐理事長とお伺いし意見交換をしました。
南石垣支援学校の荒金先生からのお便りの一部です。
「鶴寿泉・不老泉・天満温泉の3カ所へ訪問させて頂くことができました。
そこで子どもたちは、源泉の様子を観察して、温度を測って、温泉課の方のお話を聞いて、温泉水を持ち帰るという活動を行いました。
持ち帰った温泉水とpH試験紙・リトマス試験紙・BTB溶液で液性の実験をし、「温度」「液性」という観点から、温泉に違いがあるということを学びました。
その違いを生む理由を考えるという意味で、そもそも温泉はどうやってできるのかというメカニズムを学びました。「50年かかるということは、今日の雨は 僕たちが66歳の時に温泉や」と、驚いていました。
最後に、「温泉と仕事」についての授業を実施しました。温泉があるからこそ生まれる自分達の仕事(お土産の箱折りやホテルのタオルたたみ等)について知り、自分達のした仕事がどのように地域社会に還元されていくのかを考えました。
ご助言頂いた授業についてのご報告をさせていただきたく、ご連絡いたしました。」
別府で育つこども達が温泉のことを知ることで地域愛に目覚め「僕たちはすごいところで生活しているんだ」と誇りを持つことのキッカケ作りに些かでもお役に立てたことを大変嬉しく思っています。