第13回天ヶ瀬温泉「みるきーすぱサンビレッジ」
~硫黄泉でアルカリ性泉の“W美肌の湯”~
シニアマイスター 明石 淳一
大分県にある天ヶ瀬温泉は、開湯1300年の歴史があり、別府や湯布院と並ぶ豊後三大温泉の一つとして有名です。奈良時代に書かれた『豊後国風土記』には、その名が登場しており、天武天皇の時代の大地震で温泉が湧出したと記載されています。
現在は、玖珠川沿いを中心に旅館やホテルが20軒程の温泉街を形成しています。また、河川敷に作られている共同浴場では、天然でワイルドな露天風呂を楽しめます。湯質は単純硫黄泉でサラサラとしており美肌の湯として温泉ファンに人気の場所です。
お勧めする「みるきーすぱサンビレッジ」は、温泉街から少し離れた高台にあり、高温の源泉を竹製温泉冷却装置「湯雨竹」を使って加水せず適温の源泉を掛け流しています。湯の使い方も素晴らしいのですが、その泉質にも特徴があります。
温泉1kg中に総硫黄 (S) [HS
-, S
2O
32-, H
2S に対応するもの] を2mg以上含むものを硫黄泉と言います。また、液性がpH8.5以上の温泉をアルカリ性泉と言います。ここの岩風呂大浴場の1号源泉は、美肌の湯と言われる硫黄泉です。また、液性がpH9.2のアルカリ性泉で美肌の湯です。何と“W美肌の湯”なのです。天ヶ瀬温泉のワイルドな河原の露天風呂と共にW美肌の湯を体験されてください。
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