第32回別府市観海寺温泉　いちのいで会館

　今回は、山の中にある温泉「いちのいで会館」を紹介します。

いちのいで会館

　自然に囲まれた温泉ですが、別府市街地から車で数分です。「いちのいで会館」の温泉は、ここで食事をした人が入れる露天風呂ですが、新型コロナのために、今のところ、食事の提供はしていません。
　本来は、2階の食事会場の座敷から温泉に行くのですが、今は、会館の建物の右横の坂を上ります。
　自然の中にある露天風呂は、別府市街が臨め、とても開放感があり、私の好きな温泉のひとつです。また、思い出のある温泉でもあります。3年ほど前に、ここの「金鉱の湯」で出会った女性は、デンマーク在住の観光ガイドで、大分に里帰りするたびに、友達とこの温泉に来ているとのことでした。ちょうどその年の6月に、大学の友人とデンマーク旅行を計画していたので、この方に、デンマークのお城の案内をしていただきました。今回、残念なことに、この思い出の「金鉱の湯」は閉鎖中でした。
　今は、「景観の湯」と「家族湯」の二つの露天風呂が、日替わりで男湯と女湯になっています。
　「いちのいで会館」のお湯はナトリウム塩化物泉で、源泉は透明ですが、日が経つにつれて、青みを帯びてきます。それは、温泉水に含まれるシリカ分子が、地表流出後に、化学反応により、大きな分子に成長してコロイドになると、青色の光を反射するようになるためだそうです。
　「いちのいで会館」は、朝見川にかかるいちのいで橋を渡り、細くて急な坂道を400mほど登ったところにあります。会館の建物の左横を、建物に沿って少し行くと、駐車場があります。
　温泉だけの今は、入浴料700円です。食事ができるようになると、1600円です。不定休なので、事前に連絡をして行くことをお勧めします。電話番号は、0977－21－4728です。

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