第66回由布の宿 ほたる
温泉マイスター 高野美和
東京から来た仕事仲間(旅行関係者)と2人で令和5年1月31日に訪問した「由布の宿 ほたる」をご紹介いたします。
当日は10年に一度の寒波到来の数日後だったこともあり、自分の軽自動車で行けるかどうか心配でしたが、別府から高速道路をそろそろと50kmで走り、なんとか無事に到着することができました。湯布院 I.C. の 出口を右折し、少し下ったところの左側に「由布のお宿 ほたる」があります。
到着したのは午前11時少し前。女将さんに挨拶を済ませ、山村支配人の案内で館内をぐるりと見学させていただきました。
1号棟にはバリアフリー対応の洋室が1部屋、2階に和洋室ツインベッドの半露天風呂付が2部屋。
2号棟には平屋の和室に露天風呂付が3部屋。
3号棟1階には和室に岩露天風呂付が4部屋。2階の2部屋はユニットバス(温泉ではありません)。
大浴場は男湯と女湯。
貸切風呂(家族風呂)は2つ。
天気が良ければ多くの部屋・お風呂から由布岳を望むことができます。
源泉100%かけ流し。泉質はアルカリ性単純温泉。無色透明・無味無臭。お湯はぬるんぬるんのつるんつるんのPH9.7の高アルカリの美肌の湯です。冬季は源泉を加温したものを足します。
午前中、チェックアウト後にすべての客室と家族風呂のお湯を抜いて清掃し、 お湯を張り直します。私たちが訪問した時間帯はまだ半分くらいしかお湯が溜まっておらず、立ち寄り湯の場合は12時を過ぎてから訪問したほうが良い(できれば電話で確認したほうが良い)と知りました。
入浴した感想
立ち寄り湯は貸切風呂(家族風呂)に入りました。窓からは由布岳が望めます。
ぬるんぬるんは最初の一瞬だけかと思ってましたが、温泉に浸ってしばらくたってからも手のひらで肌を撫でるとぬるぬるして非常に感激しました。湯上りはしっとりして化粧水要らず。身体全体が温まって別府に帰り着くまで背中があたたかく感じました。
人気の理由
「由布のお宿 ほたる」は湯布院のお宿にしては値段が手頃です。(宿も食事も良いのですが)一番人気は「温泉!」だそうです。自慢の美肌の湯を求めて湯布院へこられるリピート客が多いです。コロナ過でも稼働率が高かったのも頷けます。支配人や従業員に伺うと、宿泊客の多くはチェックインしてすぐに入浴、夕食前後に入浴、翌朝も入浴・・・全部で4回以上入浴されるそうです。建物は割と古いお宿ですが、清掃が行き届いており、働いている方々が湧き出る温泉をとても大事にされているように感じました。
余談ですが、私は以前からほたるさんの温泉パウダーとリップクリームを愛用していています。売店で購入できます。もちろん今回もたくさん購入して帰りました。
写真入りの記事は下記のURLをご覧下さい。 https://note.com/onsen_meister/n/ned1d89420248?magazine_key=m4bd80cee2914
※これまでの「温泉マイスターおすすめの温泉」は下記のURlをご覧下さい。
https://note.com/onsen_meister/m/m4bd80cee2914
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