シニア・マイスターのご紹介

甲斐　心也（かい　しんや） レポート 大分県における「メタケイ酸を多量に含む塩化物泉」の研究(PDF)

　私が温泉巡りを始めたのは平成２１年８月１６日で、１２年間にわたる県外勤務を終え、大分に戻った年でした。「別府八湯温泉道」というスタンプラリーの存在を知り、そのハードルの高さに闘争心を刺激されたのがきっかけでした。記念すべき第一湯は「別府海浜砂湯」で、以来８年間に入湯した温泉は、延べ１，４１２湯（平成２９年１月末現在）に達しています。

　これほど温泉にのめり込むことになったもう一つ理由が、斉藤雅樹先生が提唱されている「連続入湯のススメ」です。一カ所の湯にじっくり浸かるだけでなく、連続して異なる温泉に浸かる事で、泉質の違いや湯の個性を感じ取りやすいと論じられていました。さいわい別府八湯は５ｋｍ×８ｋｍほどの狭い地域に、日本中の源泉の８％が存在する大温泉地で、様々な個性の湯に出会える「温泉の聖地」だったのです。

　湯巡り修行を続けるうち、温泉に関する広範な知識を身に着けたいと思うようになった頃、「大分県温泉マイスター検定」試験が６年ぶりに実施（２０１４年３月１３日）される事を知り、これが温泉の自然科学的知識を学ぶキッカケとなりました。

　翌年の８月７日、「温泉マイスター協会」の設立記念式典が開催され、「シニア・マイスター制度」について、その目的と認定までのプロセスを知りました。シニア・マイスター応募のレポートは『大分県における「メタケイ酸を多量に含む塩化物泉」の研究』を取り上げました。

　生来の怠け者ゆえ、せっかくのこの資格を生かしているとは到底申せませんが、これからも何かのお役に立てるよう頑張って行きたいと思います。また、これからシニア・マイスターに挑戦される皆様方の奮闘にも大いに期待しています。

これまでに取得した主な資格・称号は以下の通りです。

なお、入湯記録「海心堂の温泉逍遥(http://skai1216.blog.fc2.com/)を毎週更新しています、是非ご訪問ください。